2020 皐月賞

皐月賞というのはダービーと求められる適性が全然違う。これはダービー→皐月賞と時系列を逆にしてみるといい。

 

2019年 ダービー1着ロジャーバロウズ→皐月不参加

2018年 ダービー1着ワグネリアン皐月賞8着

2017年 ダービー1着レイデオロ皐月賞5着

2016年 ダービー1着マカヒキ皐月賞2着

2015年 ダービー1着ドゥラメンテ皐月賞1着

2014年 ダービー1着ワンアンドオンリー皐月賞4着

2013年 ダービー1着キズナ→皐月不参加

2012年 ダービー1着ディープブリランテ皐月賞3着

 

太字にしたところが、典型的で皐月賞の比較的流れるペースや馬場悪化、トリッキーなコースでやられたスピードタイプの馬がダービーで逆転する。(逆に皐月賞1着からダービーを見た場合、距離というよりスピードや切れ味がいまいちでダービーに敗退舌タイプがほとんどだ。2017年のアルアインの4着、2013年のロゴタイプの5着、2012年のゴールドシップ5着あたりがそんな感じ。)

 

今年でいうとワグネリアンディープブリランテと似た流れで来てるのがコントレイルである。特に東スポ杯2歳Sで圧勝しているディープ産駒ということでそっくりとも言える。定石にしたがえば府中のスピードレースが得意なコントレイルはここでは買いでないといえよう。3強のなかでは基本能力は2枚は上と踏んでいるが馬券的には軽視するべきかもしれない。

 

今年は馬場は日曜日の回復にもよるがたぶん時計のかかるレースとなるだろう。

ここで狙いたいのはまずはステイゴールド系統となる。ある程度渋って時計がかかる小回りコースなら狙うべき。

今年ならビターエンダー(父オルフェーヴル)、ヴェルトライゼンテ(父ドリームジャーニー)か。後者は池江厩舎で3年前のアルアイン皐月賞勝ちがあり、ここ2戦は中山でともに2着で逆転の余地は十分。人気で妙味なのがビターエンダー。オルフェーヴルと似た感じの頭が低い走りをする。共同通信杯からのローテも好材料だろう。

 

あと気になるのがキズナ産駒である。まだ初年度ということで傾向は読みにくいが、若干時計のかかる阪神中山で良積があつまっていきそうな予感はある。ダートでも走るあたりディープインパクト産駒とは傾向が違うのだろう。

その先陣をきるならクリスタルブラックか。キメラヴェリテも縦長の展開になれば本当に面白い存在である。

 

思い切ってビターエンダーから行ってみたい。三強のなかなら、不利な材料がおおくともコントレイルか。ビターエンダー固定の3連複で遊びたい一戦である。